2016年 T.polyphyllum 栽培

2016/01 01/14 大阪の南ベランダで過ごしているポリフィラムたち.最初は黒ポリポット深型にイモを入れて無加温ビニール温室内に置いていた.一番大きなイモ(2号)のポットの底から根が見え始めていたので1/8に植え替え実施.

写真:植え替え時の様子(1/8撮影)
   

深さのある底面給水鉢を準備し,底に穴を開けた.プロトリーフの「かる〜い鉢底石」という商品を使って深さ1/3あたりのところまで鉢底石を投入.後は山野草の土,クンタン,小粒鹿沼土,腐葉土少々とマグアンプ.果たして春までにどれくらい伸びてくれるだろうか?

一方もう1つのポリフィラムはまだ黒ポットのまま無加温ビニール温室在住.ちっとも芽が出て来ないので2号植え替え時にこちらも鉢をひっくり返してチェック.根茎があったのでそれを上向けに置き直してみたら先端が緑色を帯びて芽になってきた.

写真:もう1つのポリフィラム.(1/14撮影)
2016/02 02/03 現在の様子.暖かい日や超寒い日をやり過ごしながらポリフィラムたちは成長中.2号の方は順調だったが,もう1つのポリフィラムは地上部が枯れてしまった…と思いソッと土を除けてみると別の新芽が出ていてホッと一安心.

写真:ポリフィラム2号ともう1つのポリフィラム
  

02/18 現在の様子.ポリフィラム2号はさらに茎が伸びた.もう1つのポリフィラムも新芽が少し伸びた.

写真:ポリフィラム2号ともう1つのポリフィラム
 
2016/03 03/21 現在の様子.大鉢のポリフィラム2号はかなり茎が伸びた.3月中にどこまで伸びるだろうか.

写真:ポリフィラム2号ともう1つのポリフィラム
   
2016/04 04/11 現在の様子.気温上昇と共に伸びるスピードが速くなってきた.ポリフィラム2号を植えている鉢の直径(内側)は約24cm.

写真:ポリフィラム2号(4/8,4/10撮影)
 

もう1つのポリフィラムも茎が伸びて約20cmほどになっている.

写真:もう1つのポリフィラム(4/8撮影)


04/18 今年初の蓼科入りでpolyphyllumも一緒に連れてきた.スペースの関係で2株のポリフィラムを大鉢に植え込んでいる.蓼科では今までガンガン日の当たる場所に植えていたのだが,今年は別の日陰場所に変更.鉢のまま地面に埋め込んでみた.落ち葉をマルチにしている.果たしていつまで地上部が生き伸びることが出来るだろうか.

写真:蓼科入りしたポリフィラムたち
2016/05  05/19 ここに来て大鉢2株植えのpolyphyllumの長く伸びた方が干からび始めた.茎の真ん中あたりが干からびてピンチ!ヒョロンと伸びている方はまだ元気.そして隣に置いてある鉢(これは蓼科で冬越ししたイモ)から芽が出てきた.さて,今後どうなることやら.

写真:ポリフィラム2株植え,1株もの
 
 2016/06  06/13 6/4に蓼科に来てpolyphyllumたちをチェック.やはり大鉢植えの成長筆頭株は干からびてしまっていた.残念.もう1株と蓼科越冬組の方はまだ元気にしているが,前回からあまり変化はない.この気候では今までの経験から梅雨明けには枯れてしまう運命か.

写真:ポリフィラム2株植え,1株もの(6/11撮影)
 
2016/07 07/10 蓼科入りしてポリフィラムたちをチェック.蓼科越冬組は健在だったが,2株植えの方はついに干からびていた.

写真:蓼科越冬組とポリフィラム2株植え組
 

07/14 蓼科越冬組はまだ頑張っている.枯れた方を少し掘ってみると…まだ生きていた!どうやら地上部が枯れただけの模様.

写真:蓼科越冬組
 

7/22 蓼科越冬組は相変わらず.

写真:まだ健在のポリフィラム


大鉢に植えていたものを一度ひっくり返して中のイモを確認することに.どれも干からびずに生きている.

写真:イモの様子
  



そこで鉢底を抜いてみたらどうだろう?とふと思いつき,鉢底をカット.その後鉢を地面に埋めてイモを並べてみた.

写真:鉢底カット,イモを並べた様子とそのアップ
  

そしてイモの上に土を被せて作業完了.イモ1つだけポリポットに植えておいた.

写真:鉢を埋めた様子,ポット植えにしたイモ
 
2016/08 08/03 蓼科入りしてpolyphyllumを見ると先月まで健在だった株もついに地上部が消えていた.地上部を残して夏越しするのはやはり困難.

写真:地上部が無くなった鉢
2016/09 09/26 1週間近く雨続きで,しかも激しく降る時もあり,polyphyllumの鉢で水はけが心配になり,雨の止み間にイモを掘り上げ,土を一部入れ替え.山野草土に中粒鹿沼土を足して,層をなすようにしておいた.

写真:植え替え後のpolyphyllum鉢(と言っても底なし)
 2016/10  10/16 10/13に蓼科入り.なんとpolyphyllumの鉢を埋めているコーナーに直径20cmほどのシラカバの幹が落ちて突き刺さっていた.台風で折れたものだろう.あと5cm…危ういところでpolyphyllumは難を逃れた.そして10/14,polyphyllum鉢で積もった落ち葉を避けるとなんと!発芽している1本を発見.(@_@) 今頃発芽してどうするんだ!?まだ日中は暖かいし,とりあえず落ち葉を避けて今のうちにしっかりお日様に当たってもらおう.

写真:発芽確認したpolyphyllum
 2016/11 11/17 先月発芽を確認した株は今のところ無事.留守時の最低気温がマイナス3〜4度になっていたが大丈夫だった.周囲は落ち葉でいっぱい.大阪に帰る前にもう少し落ち葉を足して「落ち葉布団」にしておこう.

写真:先月発芽を確認したpolyphyllum


11/25 蓼科ではマイナス8度くらいまで気温が下がったと聞き,polyphyllumはどうしているだろう?と心配している.地上部は雪布団に覆われているだろうから逆に大丈夫かな?来春どうなっているか見るのが楽しみ.

大阪に連れ帰ったpolyphyllumのポットで面白い現象を発見.地上部はまだはっきりしないが,スリットポットの底に異変発見.何か飛び出している.よく見ると伸びた根の先にイモが出来ていた.確かイモはポット内に埋めたハズ,スリットの隙間は通れない大きさ.それにこのスリットポットは蓼科で土に埋めていたものなので,これはあらたに出来たイモなのだろう.う〜ん,これを植え替えするにはスリットポットをカットしないと取り出せないが,イモが増えたとしたら嬉しい.(^^)

写真:11/23撮影の蓼科のpolyphyllumと連れ帰ったpolyphyllumのポット,飛び出たイモのアップ
  

11/27 飛び出たイモをなんとかしなくてはとスリットポットを切って出してみたら… 飛び出ているのはイモではなくドングリだった.(@_@)
ドングリのカラがパカッと割れているのを見てこれは変!と気づいた次第.それにしてもポットの外にあったドングリから芽が出てスリットポットの中へもぐっていくとは何ともおかしな話.幸いイモは無事で芽も根も出ていたので,別のポットに植え替えした.この大きさのイモでは確かにあらたなイモを作るほどのパワーは無いだろうと納得.

写真:ポットから取り出したイモとドングリ,イモのアップ