蓼科高原だより:その1(2000/8/10〜8/20)


蓼科高原は長野県茅野市にあります.中央本線茅野駅より車で約20分ほどの所から始まり,あかまつ・くろまつ・しらかば等の樹木に囲まれた地域です.その中でも私たちが拠点にしたのは標高1100m弱の別荘地です.高原全体からするとやや標高は低めの所です.

庭(というより原野みたい)の手入れは,まずは草刈りからです.とりあえず安全に歩けるようにしなくては…という所からスタートです.10日間の滞在で出来たことは,玄関前に駐車スペースの確保,南側に地植えスペース(2m×1m程度)の確保,家屋の際・南〜西にかけての部分の開拓でした.とにかくササが凄いです.少し根を引っ張るとすぐ1m〜2m地面を掘り起こす事になります.そして「これぞ幹線!」というような直径数センチの太い根にブチ当たるのです.ササとの戦いはまだまだ続きそうです.

これらの作業はガーデニングなんていう生やさしいものではなく,まさに開拓そのもの!!(^o^)

さて,大阪からは段ボール6箱分プラスアルファの苗を持ってきました.もちろんベランダのすべてではありません.すべて運ぶのは無理とはじめから分かっていたので,ほとんどの苗はハーブ仲間たちに進呈しました.中でもほとんどのローズマリーは宮崎県在住の友人宅へお嫁入りしました.

大阪から蓼科への移動で,一部の苗はかなりダメージを受けました.途中,事故のため駒ヶ根SAで2時間ほど足止めをくらったのがきいたようです.(-_-;) 一番心配だったナスタはやはり2鉢ほど蒸れてダメになってしまいました.(T_T) とりあえず到着と同時に箱のフタを開け,外気に当てました.

元気の無かったナスタ達ですが,滞在の終わり頃になると緑色の元気な葉が出てきました.最高気温は30度にまでならず,最低気温は20度を割る(温度計が無いので正確ではありませんが)気候がどうやらお気に召したようです.滞在中は毎日晴れていましたが,夜になると雨が降っていました.冷涼な気候と適度な水分で元気を取り戻したのでしょう.酷暑の大阪に連れ戻すのが恐ろしかったので,開拓した地植えスペースに埋めて,「元気にしているんだよ」と声をかけておきました.(^o^) 

写真左より:大阪から運んだ植物たち(一部),元気を取り戻したナスタ,地植えで咲いたフウロソウの仲間(G.rubescens)
大阪から運んだ植物たち(一部) 元気を取り戻したナスタ  地植えで咲いたフウロソウの仲間(G.rubescens) 

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