蓼科高原だより:その100(2013/06/06〜06/)

初夏(晩春?)の庭:爆発!(06/06〜07)
留守中の気温は最低が6度,最高が26度.ずいぶん気温差がある.庭ではあらゆる植物が成長を遂げ盛大に開花していた.一番目立っていたのはルバーブの花.黒花フウロとその仲間もずいぶん草丈が伸びて1m近くになって開花している.ペンステモン仲間が開花準備中で花茎をニョキニョキと上げている.

写真:ルバーブ,フウロソウ仲間
  

オダマキ類も開花中.

写真:オダマキ仲間
  

ロックガーデン・コーナーではレウィシアが開花中.オレンジ色の花が咲いている.種から育てたムラサキツユクサ(T&Mのカタログで写真を見て素敵な花だと思い種を購入,数年がかりで開花したら何の変哲もないムラサキツユクサと分かり愕然とした株(^^;)も一番花が開花.赤花ジョチュウギクも開花が始まったが,赤花と言えるのはつぼみの時で,咲いたらピンクがかった白といった感じ.

写真:レウィシア,ムラサキツユクサ,赤花ジョチュウギク
   

日野春で苗をゲットしたシレネ・ローズフェイバリットが満開,種からのリクニス・フロスククリも満開,シラーもひとまわり大きくなって開花.

写真:シレネ・ローズフェイバリット,リクニス・フロスククリ・ピンク,シラー
  

ゲラニウム仲間もあちこちで開花中.クレマチス(品種不明)が初開花.ピンクつながりでルピナスも開花中.

写真:ゲラニウム仲間と初開花のクレマチス
  

6月のトロパエオルムたち(06/06〜07)
鉢底を埋めて置いてあったセシリフォリウムたちはすっかり花が終わり葉が枯れていた.一部の種を採集.

写真:採取した種


気がかりだったmoritzianumは無事で,1株ではまだ花が咲いていた.もう1株の方では種が出来ており,もう少しで採取できそうな状態.

写真:moritzianumの花と種
 

tuberosumは春の遅霜にやられ地上部が完全に枯れてしまったが無事に復活していてホッとした.横に置いていたsmithiiのチビ苗たちも無事で,茎を伸ばして成長中.早いうちに整理しないと絡まって後が大変になりそう.また,顔を出し始めたところだったspeciosumは少しだけ伸びていた.この時期にこんなチビぶり(10cm程度)ではとても花は望めない.

写真:tuberosum
  

先月開花中だったペンタフィラムも無事で,1つだけ種が出来ていた.うまく熟してくれるだろうか.

写真:pentaplhyllum


ロックガーデン・コーナーに植えてあるポリフィラムたちはいちだんと草丈を伸ばしていたが,他の植物に比べたら成長はずっと遅くてヤキモキしてしまう.例年6月くらいまでは順調に成長するのだが,例年だと梅雨中あるいは梅雨明けと同時に地上部が干からびて無くなってしまう.今年はどうなるやら?

写真:ポリフィラム
  
ハイジの村…絶妙のタイミング(06/09)
天気が良さそうだったので,この時期恒例バラ見学にハイジの村へ行ってみた.
9時開園なので開園すぐに到着するよう出発,それでも駐車場にはそこそこ車が停まっていた.

園内はまさにベスト・タイミングでバラたちが咲き誇っていた.色とりどりのバラたちは花も傷んでおらず香りもよく漂っており,まさに最盛期の絶妙のタイミングだった.バラのトンネルは息をのむ美しさで,人の少ない朝の時間は充分バラを堪能出来た.時が経つにつれ,ドンドン人が増えてきて(観光バスの団体さんも多かったし),トンネルは人,人,人になっていった.

園内を軽く一周し,バラのトンネルは二度楽しんで11時半頃までには退散した.その時駐車場は満車になっており,待ち行列の車がズラリと並んでいたのには驚いた.

写真:ハイジの村の光景
  

  

  
庭の様子(06/16〜18)
東京から帰ると庭の様子が変わっていた.開花していなかったものが開花し始め,真っ盛りだったものは終盤に.この時期一週間の違いでこんなに様子が変わるのかと感心.きれいに咲いていたルピナスは雨で花茎が折れていた.

ゲラニウムでは盛んに咲いていたケンブリッジに変わってミセス・ケンドクラークやサイラックが咲き始めており,アストランティアも咲き進んでいた.

写真:Geranium仲間(ケンブリッジ,ミセス・ケンドクラーク,サイラック)
  

写真:アストランティア仲間(ピンクの方はローザリー)
 

開花し始めたものにペンステモンがある.種から育てたものや苗を買ったものと様々.

写真:ペンステモン(左の2種はペンステモン・ケンブリッジ・ミックス,右はおぎはら植物園でゲットしたヘブンリー・ブルー.)
  

写真:ペンステモンの白花
  

最初は白っぽい花が咲いていた赤花ジョチュウギクだが,ようやく赤花が咲き始めた.草丈が高すぎて横倒しになりのた打ちながら咲いている.
漢方薬の原料となるタンジンも咲き始めている.

写真:赤花ジョチュウギク,タンジン
 



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