蓼科高原だより:その103(2013/09/08〜09/24)

庭のトロパたち(09/8〜15)
大阪で発芽していたトロパ2株を連れてきたが,数日後に1つはsmithii,1つはfintelmanniiだと判明.

写真:連れてきた当初のトロパ2株(9/8),9/15時点の様子(右がsmithii,左がfintelmannii:9/8の写真とは左右が逆)
 

T. huigrenseは元気でホッとした.1号はさらに茎が伸び,このままでは頭でっかちでポットとアンバランスになってしまうので急遽植え替え.茎をほどくのに一苦労だったがなんとか作業終了.途中茎を伸ばしてみたら2m以上ありそうだった.2号もついでに植え替え実施.

写真:huigrense1号 植え替え時に伸ばした茎(9/10)


写真:仕立てし直した1号(9/10),2号(9/15)
 

2株地植えにしたmoritzianumは1株が枯れてしまったが種が4つ採れた.もう1株はまだ細々と花が咲いている.ポット植えのものは成長してさらに葉の数が増えている.

写真:ポット植えのmoritzianum(9/15)


イモたちのチェックをしてみるとポリフィラム,セシリフォリウムに発芽が見られたので植え替え.

写真:ポリフィラム,セシリフォリウム(9/12)
  

先月まだ生きていたspeciosumは地上部が萎れてしまい絶望的.smithiiやfintelmanniiは元気.pentaphyllumはまたまた鉢底から茎を伸ばし葉を展開していた.どうしてこの品種はこんなにお行儀が悪いのだろうか.仕方無くポットをカットして植え替え実施.

写真:pentaphyllum(9/13)
 
原村自然文化園(09/17)
9/16は台風18号の影響で朝から一日雨.昼前後が一番強い降りだったが風はたいしたことがなく,落ち葉と小枝が散乱したが幸い大きな被害は無く終わった.

台風一過の翌日,朝から快晴で空気中のチリやホコリが一掃された澄んだ青空となり,原村自然文化園を散策.湿性花園は強い雨風で背の高い植物は横に倒れ荒れた雰囲気だったが,エンビセンノウは名残の花が咲いており,見事なトリカブトの花が見られた.トリカブトは数株あり,既に種になっている部分と開花中の部分が見られた.また木々では紅葉が始まっており秋が徐々に進んでいることを感じた.

写真:名残のエンビセンノウ,紅葉,マツムシソウ
  

写真:トリカブト
  

  

写真:自然文化園の風景(マレットゴルフ場横の通路,マレットゴルフ場)
 

写真:自然文化園の風景(レストラン,日時計)
 
蓼科湖周辺・彫刻の森園(09/19)
台風が過ぎて以来快晴の日々が続いている.放射冷却で朝の気温は8〜9度と低いが,日中は24度前後まで上がって温度差が激しい.着るものでの体温調節が大変な時期.良い天気に誘われて標高1230mの蓼科湖周辺を散策してみたところ,少し紅葉が始まっていた.

写真:蓼科湖周辺の紅葉


彫刻の森公園では青空と同じ色のアサガオが開花中.ナスタも元気に咲いていた.

写真:彫刻の森公園・光景
  

 

写真:彫刻の一部(干支コーナーで蛇,干支コーナーの手前にあったライオン)
 

日陰の青ケシ・コーナーでは上にネットが張られていた.夏越しした後にこれだけ元気な葉を持ったメコノプシスに目を見はった.やはり環境が良いのだろう.来年の花が楽しみ.

写真:青いけしのコーナー(メコノプシス・グランディス)
  
八ヶ岳薬用植物園(09/21)
台風が去って以来ずっと晴天の日が続いている.連休初日は八ヶ岳薬用植物園へ.たまたま入り口でクリ拾い体験が実施中と分かり,早速申し込んだ.受付の方の話によると今日からスタートしたようだ.料金は一口300円.二人だったので二口申し込み.一口あたり栗の実を入れる小さな袋1つと,栗のイガを入れる大袋2つを渡され,「もし栗が全然拾えなくても料金はお返し出来ませんのでご了承下さい」と言われた.「へぇ,そんなんで金返せと言う人が居るんですかぁ!?(@_@)」とビックリ.

クリ園に入ると至る所にイガが落ちている.そしてイガから飛び出したクリもゴロゴロ転がっている.早速クリ拾い開始.一人はクリのイガからクリを取り出しイガを集める係,もう一人は栗の実を小袋に入れる係と分業体制.栗の実入れの小さな袋はあっと言う間に満杯.二袋満杯になった時点で一度全てのクリを袋から出し,虫食いやら粒のイマイチなものをチェック.OKのクリを袋に詰め直し,出来た空間に別のあらたなクリを入れて30分程で完了.例年より虫食いは少ないようだったが,初日だったためかもしれない.

受付にイガ入れの袋を渡し,借りていた軍手と火バサミを返して収穫した栗はいったん車に積んでおいた.受付の人によると今年は雨が少なかったので虫食いが少ないのかもしれない,という話だった.

写真:帰宅後洗ったクリ(大きなボールにいっぱい)


その後は園内を散策.ブルーベリー園ではまだ実がたくさん成っておりスズメバチが来ていた.今年もスズメバチのシーズンとなり,あちこちで彼らを見かけるようになっている.カリンもマルメロもアケビも…ここでは実は収穫されず,いつもそのままになっている.

写真:カリン,マルメロ,ゴヨウアケビ
  

ナナカマドの実はオレンジ色に色づき,葉もだいぶん落ちたようで,残った葉は紅葉し始めている.

写真:ナナカマド
 

「蓼科高原だより」に戻る