蓼科高原だより:その104(2013/10/10〜10/27)

庭のトロパたち:T.argentinum開花(10/10)
蓼科入りして玄関先の温度計を見ると,留守中の最低気温は4度,最高気温は25度となっていた.庭チェックしたら大いなるサプライズが待っていた.smithiiだと思っていた株で黄色花が咲いており,argentinumだと判明.すっかり絶えてしまっていたargentinumだっただけに飛び上がって喜んだ.これは大阪の北バルコニーに置いている種捨て場の大鉢から出て来た株.種捨て場万歳!!(^o^)

写真:開花していたargentinum
 

庭のトロパたち:T.huigrense発芽(10/10〜11)
そして気になっていた種まきポットたちを見てみると,アズレウムなどではほんの少ししか発芽が見られなかったのに,T.huigrenseのポットは所狭しと双葉が開いていてこれまた驚いた.数えてみると12本,種まきしたのが12粒なのですべて発芽したことになる.

10/11にそれぞれ個別にポット上げ実施.水不足で干からびかけの株があって気がかりだったが,水やりしてしばらくするとシャンとしていたので一安心.

写真:T.huigrense発芽


原村自然文化園(10/11)
散歩のために自然文化園へ.

湿性花園でいつも見られるリンドウが今年は見当たらない.いつになく暑い夏だったので弱ってしまったのか.夏から秋に咲いていた背の高い植物たちが花が終わり倒れていたので過湿になってしまったんだろうか.キク科の花が咲いているだけで枯れ野原の一歩手前の風情だった.名残のトリカブトが咲いていた.

別の場所にある山野草園でリンドウが見られた.こんなトコにリンドウがあったっけ?というような場所.今まで気づかなかったか,あるいはあらたに植えられたのか.

先月色づき始めていた樹木は紅葉が進んでいるが,暑い日が多かったので進むテンポはゆっくりのようだ.

写真:名残のトリカブト,リンドウ
 

写真:自然文化園の紅葉いろいろ
  

萌木の村(10/12)
薬用植物園へ行くつもりだったが到着がまだランチには早い時間だったのでそのままドライブを続け,清里方面へ.まきば公園の駐車場で富士山を眺めながらランチ,その後萌木の村へ.

この時期はどこもハロウィン飾りがあって楽しい.萌木の村の入り口もしっかりハロウィン気分だった.

写真:ハロウィン飾りいろいろ
  

 

ネコグッズ専門店があり,そこの前庭に面白いネコの置物があった.ベランダのてすりにかけられたナスタが見事.

写真:いろいろなネコ
  

  

大きなパーゴラがあり,一角にカボチャが置いてあった.このパーゴラ,何だろう?と思っていたのだが,後で正体が分かった.清里山野草ガーデン造園中で,ポール・スミザー氏が庭造りするらしい.工事中で「ごめんなさい!」とリスが謝っていた(看板).目指すのは「ありのままの自然庭園」で,「草も木も石も土も,ぜんぶ清里のものを使います」だそうな.急ピッチで工事中とのことで,来年には出来ているかな?

写真:パーゴラ,リスが「ごめんなさい」の看板とそのアップ
  
縄文まつり(10/13)
尖石考古館前の広場で縄文まつりが開催.このまつりの時は何故か快晴の時が多い.熱気球搭乗体験が毎回行われているが,カラフルな熱気球が澄んだ青空に映える.

写真:縄文まつり会場の様子
 

 

いつも興味津々で中を覗くコーナーがある.それはブタの丸焼き.おじさんがハンドルを回しながら串刺しにされたブタ一頭まるごとを焼いているのだ.うまく焼くのは難しいらしく職人技なんだとか.

写真:ブタの丸焼きコーナー,中を覗くと…
 

縄文まつりの時は尖石考古館が無料開館となる.それでいつも国宝の縄文のビーナスを愛でに行く.そして撮影禁止ではないので記念撮影.

写真:縄文のビーナス
 
クラフト市(10/14)
3連休の間(10/12-14),原村の自然文化園でクラフト市が開催.春にもクラフト市が開催されていて,毛糸や絹糸をゲット出来た.今回はどんなものがあるかと見に行ってみた.木工作品,革製品,陶器,染め物,編み物,ガラス作品など様々な手仕事のブースがある.地元だけでなく京都など遠方から来ている出展者もある.出展ブースを見ると春にも見たところもあったがそうでないところもあり,完成品の小物やセーターなどはあったのだが目当ての毛糸類は無かった.最終日だったのでめぼしいものは既に売れてしまっただろう…と思いつつ店を見てまわった.

写真:クラフト市の様子
  
秋の実(10/16〜17)
散歩していてクリ発見.台風の影響で風雨が激しかったためか,あちこちにクリが落ちていてちょうど茹でるくらいの量が収穫出来た.一晩水に浸し翌朝茹でて夜皮剥き.山栗は味が濃くて美味しい.今回収穫したものは虫食いが少なかった.

庭ではツルリンドウ(愛称:ツルリン)が赤い実を付けている.太陽に照らされたら表面がツルツルして赤く光り,本当に「ツルリン」だなぁと思う.イチイの実もキレイになっている.

写真:クリ,ツルリンドウ,イチイ
  

また,オオミノツルコケモモ(これってクランベリーだったのか!(^^;)がたくさん実を付けていたので集めてみた.赤く色づいているものやまだ白い部分が残っているものなど様々.量が少ないし完熟ものも少ないのでジャムには出来ない.よってこのまま放置に決定.

写真:オオミノツルコケモモ

蓼科ハーバルノート(10/17)
蓼科滞在中一度は訪れる機会のある蓼科ハーバルノート.この日は定休日(水曜日)明けのためか,次から次へお客さんが来店していた.
店の前で看板猫のわさびちゃん発見.ニャーニャー鳴いて「かまって〜」とアピールしていたのでベンチに触ってしばしお相手.お相手しながら記念撮影.ジッとしていないので猫を撮るのは難しい.わさびちゃんは若い頃は触られるのをとても嫌がる子だったが,歳をとって人恋しくなっているのか,最近はかまって欲しい時の方が多いみたい.

9月にわさびちゃんの父親すぎな君が亡くなったそうだ.14歳.天寿だろう.わさびちゃんも13歳,いつまでも元気で居て欲しい.

写真:看板猫のわさびちゃん
  

やはり10月はハロウィンの季節,ここでも飾り物はカボチャ.庭では大きな葉のナスタがあり,ちらほらオレンジ色の花が咲いていた.

写真:店の前の様子
  

写真:大きな葉のナスタが咲いていた
  
横谷峡の紅葉(10/21)
最低気温3度の日が続いたと思ったら今度は最低8度,最高20度に近い気温となり,相変わらず気温の乱高下が激しい.近所でも紅葉が進んでいるので標高の高い名所ではどうだろう?週間予報では天気がイマイチ,週半ばからまた台風の影響で荒れそうなので行くなら今日か明日しかない.天気は曇りで霧がかかっておりあまり紅葉狩り向きではないが,日程が選ぶ余地無しならダメモトで…と行ってみた.

標高を上げるにつれ視界が拡がり空は青空,下界と全然天気が違う!(@_@) 標高1530mの紅葉の名所・横谷峡は観光客で賑わっていた.
紅葉も良い具合に進み,太陽に照らされた赤い葉が輝いて見えた.

写真:横谷峡の紅葉
  

 

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