蓼科高原だより:その123(2015/11/13〜11/22)

サフラン(11/13)
11/13に蓼科入りし,玄関前の温度計をチェック.最高気温は20度,最低気温はマイナス1度.ついに氷点下の日がやってきた.簡易水抜きをしていたので心配はしていなかったが,この時期やはり備えあれば憂いなし.

庭はほとんど枯れ野原,前に埋め込んでおいたサフランがたくさん咲いていた.既に終わった花もあり,とりあえず採れるだけのめしべを収穫.

写真:サフランの花と収穫しためしべ
  

霧の竜神池(11/14)
朝の散歩は霧の中.この季節,霧がよく出る.予報を見ていても「全県 濃霧注意報」が多い.竜神池も霧.途中,妙な物が有り「地質調査 工事中」の看板があった.どうやら長野県が行っている耐震確認調査のための工事らしい.日曜日だったので何もやっていなかったが,平日は通行止め?だとしたら不便.

写真:霧の竜神池
 

暖かい11月(11/18)
ここのところずいぶん暖かく,朝の気温は5度超,日中は晴れると15度前後まで上がる.例年だと最低気温は氷点下に下がり,霜柱がガチガチに出来ている事もあるのに妙な感じ.とても11月とは思えない気候.おまけに雨が多い.雨の合間は落ち葉を花壇にかけて「落ち葉布団」にするのに忙しい.

竜神亭の向かいの生け垣(イチイ)はグリーンのネットで囲われていた.鹿避けのためだろう.

写真:晴れた日の竜神池,グリーンのネット&八ヶ岳をのぞむ(11/16撮影)
 

庭のトロパエオルム(11/18)
庭のトロパエオルムはspeciosumがまだ健在.チビのままたいして成長はしなかったが,無事夏越し出来たので良しとしよう.冬はこのままこの場所で過ごしてもらう.sessilifoliumとpolyphyllum(7月に掘り上げたもの)は新芽が出ている.sessilifoliumは落ち葉の下になっていたので薄黄緑色のひ弱な新芽だが,polyphyllumの方は赤いがかったゴツい新芽.

写真:speciosum,sessilifolium,polyphyllum
  

アルパカ牧場(11/21)
朝は最低気温が2度,ようやくこの時期らしい寒い朝となった.早い時間は霧が出ていたが日が昇るにつれ,次第に晴れてきた.

ベランダの養生(ブルーシートで覆う作業)は気温の上がる午後にするとして,午前中はアルパカと遊ぼう♪とアルパカ牧場へ.
お散歩出来るアルパカ・スタッフは常連のハッピー君,北斗君,それに訓練中のココア君の3頭.ココア君はまだ少し不安が残る…との事だったが,何が起きるか分からないココア君が面白そうなのでココア君を指名.

ココア君は名前の通り茶色い毛の子で,最初はちょっと嫌がっていた.仲間が柵の近くまで来るとそちらに気を取られてサッとそちらへ行ってしまう.なかなかコントロールが出来ない.ハタと思い当たりサングラスを外してココア君の目を見つめながら優しく言葉をかけてみた.すると不思議なことにココア君はちゃんと言うことを聞いてくれてスムーズに歩み始めた.

写真:ココア君


しばらく調子よく歩いていたのだが,Uターンする所まで行って振り返り,少し歩いた途端…柵の中に居る仲間の姿が見えて気になったのか急に走り出した.
走り出すととてつもない力でリードが引っ張られる.散歩前の説明で「もし走り出したらリードを離してもらって良いです」と聞いていた.しばらく頑張ってリードをキープしていたが,これ以上持っていると引きずり倒されそうになりやむなく手を離した.ココア君は仲間の方へとすっ飛んで行った.

スタッフさんが二人がかりでなだめすかすのだが,ココア君は行ったり来たり.ようやくエサで釣って取り押さえられ,柵の中へと入れられた.私たちは二度目のアルパカ散歩で要領が分かっており,しかも大人で力が強いから大丈夫だったが,これが初めての人や子供だったら危なかっただろう.スタッフさんが気を遣ってくれて特別にもう一頭,今度は北斗君で散歩出来る事になった.

お散歩ベテランの北斗君はおとなしく,どんぐりの落ちているところでは寄り道してしまうが,他はスムーズに歩んでくれた.寄り道する時は地面にばかり気が行ってしまうので,鼻先にエサを持って来て進む方向へと誘導する.その繰り返しで目的地へと向かう.大きく一周して丘の上の道も通り,無事に元の場所へと戻った.

写真:北斗君
 

ココア君の大暴走のおかげ?で,北斗君ともお散歩することが出来てラッキーだった.アルパカ牧場は11月末でいったん閉められ,来年は春休みの3月20日頃からオープンするらしい.年末の挨拶をして牧場を後にした.

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