蓼科高原だより:その161(2019/07/28~08/21)

庭の様子(07/28)
7/28に蓼科入り.信州はまだ梅雨が明けていなかった.玄関前の温度計では留守中の最高気温は31℃,最低気温は18℃.大阪では既に充分暑かったが,今年の蓼科の夏も暑そう…とウンザリ.

庭では数カ所にヤブカンゾウが咲いていた.モナルダとオミナエシはかなり草丈が高く2m近い.ブラックレースフラワー(野良ニンジン)とエキナセア類,フロックスは同じコーナーで開花中.昨年地植えにした再興園オリジナルのデルフィニウムが今頃になって開花.さすがに暑いので花はショボいが,生き延びていることが嬉しい.花が見やすいよう,背景には置物の白ウサギ.(^o^)

写真:ヤブカンゾウ,モナルダ,オミナエシ
  

写真:野良ニンジン,エキナセアの白と濃い赤
   

写真:フロックス,再興園オリジナル・デルフィニウム
 

T.incisum掘り上げ(07/30)
春に大阪から連れてきて放置していたT. incisumのポットがあるが,地上部が枯れてきたので掘り上げてみることに.イモが出来ているもの,何も無いものといろいろ.イモはまだ白い根が出ているものが多く,掘り上げるのはやめてまた土の中に埋めておいた.地上部のあるものはそのまま掘り上げず放置続行.

写真:1802,1804,1806号
  

写真:1807,1808,1814号
  

写真:1815,1816,1822号
  

写真:1823,1828号
 

写真:地上部のある1821,1812号
 

ミヨシ・ペレニアル・ガーデン(08/03~04)
午前中晴れ,午後から夕立の日々が続き外干しの洗濯物が毎日気になる.(^^; 午前中は大丈夫なのでミヨシへ.ガーデン入り口のスモークツリーが茂ってパワーアップ.
ショップ側入り口には多肉の可愛い寄せ植え.ガーデンではフロックスやヘリアンサス,オニユリ,コオニユリ,ヘメロカリスなどが元気に開花.斑入りミョウガも元気そう.

写真:ミヨシ光景
  

 

 

  

  

阿部先生セミナー:蓼科の青ケシ(08/03)
阿部先生のハーブ・セミナーが8/3.蓼科花ファクトリーにて開催された.私を含めて3名の参加で何でも聞き放題の講習会.(^o^)

セミナーはハーブに関するものだったが,最後に見せてもらった標高1150m付近で元気に育っている青ケシにビックリ.ウチより低い標高なのにとてつもなく元気な青ケシの姿に衝撃を受けた.これは何が違う?まずは環境が全然違う.崖の下には川が流れ,冷気が上がって辺りはヒンヤリしている.崖側には樹木が並び日除けの役目.この時期は夕陽が少し当たるとのこと.湿度が高く樹木の1mほどのところに地衣類が発生,空中湿度の高さが伺える.雑草だらけだったが土の栄養状態もかなり違うんだろうなぁ.これだけ株が充実していれば来年はきっと開花することだろう.タイミング良く見られたらラッキー.

写真:青ケシ栽培環境と青ケシたち
   



チップの中のカブトムシ(08/07)
庭の通路整備作業で山と積まれたチップを運び通路にまいている.そのチップの中からカブトムシが出て来てビックリ.このチップの山の中で越冬したらしい.オスもメスも両方,10匹以上ワラワラと出て来た.

写真:チップの中のカブトムシ
   

原村鉢花温室(08/08)
久しぶりに原村ランチ.ついでに寄った鉢花温室.顔なじみのスタッフさんと雑談.もう10年以上通っていたが,初めてお名前を知った.(^^;というのも,娘さんがこちらに移住されて手作り石鹸を作っておられると聞き,原村のクラフトフェアの話になり,そこから芋づる式にいろんな話に発展.お盆休み前とあり,他にお客さんが居なかったからノンビリ話が出来て良かった.

レジ横の一角に学生さんたちが立ち上げたプロジェクトで手工芸品が並んでいた.今までこういう取り組みが無かった方が不思議に思えた.

写真:原村鉢花温室:外からと内側の光景
  

 

写真:レジ横の一角にある学生さんたちが作った工芸品コーナー,ハーバリウムや押し花しおりなど
  

ミヨシ・ペレニアル・ガーデン(08/11)
1週間ぶりのミヨシ・ペレニアル・ガーデン.スモークツリーの煙増量.
オニユリ・コオニユリ仲間(斑入り葉,ダブル花)も開花中.ムカゴがたくさん付いている茎も…でもてっぺんに花が無い.(^^; 花は既に終わりカットされた模様.
上のガーデンではムクゲも開花中.ムクゲ紫玉と斑入りユッカ(ユッカ・ゴールデンソード)を入手,庭に迎えた.庭のユッカがミヨシのユッカみたいに立派になるのにはどれくらいかかるだろう?

写真:ミヨシ光景
 

  

  

  

 

 

日野春ハーブガーデン→ミヨシ・ペレニアル・ガーデン(08/12)
久しぶりに日野春へ.ハウス入り口に「628m」と標高の表示があった.ミヨシは800m以上,ウチは1200m弱あるのでその差は大きく暑さも厳しい.(~_~;)
ハウス内の苗たちも厳しい暑さにくたびれ気味.そんな中でも熱帯系のヘリオトロープは元気.

エキナセアはハウス内の苗もガーデンの地植え組も元気.ムラサキの小さな小さな白花が咲いていた.

写真:
  

  

 

恵泉蓼科ガーデン(08/14)
20年ほど前は公開されていた恵泉蓼科ガーデン.恵泉女学園大学の研修施設として34年前に開設されたガーデン.標高1150m,敷地面積3200坪.
ずいぶん前に知人が「ここはお勧め」と言われていたが,なかなか行けず…何があったか分からないが,そのうち一般公開中止になってしまった.(-_-) その後は時折オープン・ガーデンが開催されていたようだが,蓼科滞在のタイミングが合わず行けずじまい.

今回ようやく行く機会を得てガーデンツアーに参加.ガーデン長の小澤さんは5月に八ヶ岳ファーマーズ・マーケットでセミナーをされた時にお会いしている.まずガーデン概要説明があり,その後実際にガーデンを巡ることに.30名限定だったが,ゾロゾロと40~50人くらいはギャラリーが居たかも.途中参加・途中離脱OKのお気楽ツアーで何でも有り.

写真:入り口,花苗売り場,ボーダーガーデン
  

写真:ガーデン・ツアー
  

ガーデンは芝生の部分が結構あり,花色別にボーダーガーデンが形成されている.ハーブ園と後で付け足されたバラ園もある.芝生の部分はプロが管理しているようだが,他の宿根草エリアは小澤さんともう一人のスタッフ,合計2名で管理しているとのこと.そのためローメンテナンスでないとやってられない.

株分け・移植などの作業は5月までに終えて,6月以降は草取り以外は土を触らないとのこと.

今年はイエローガーデンの土壌改良という大仕事を3週間で終えたらしい.植えられている植物を掘り上げ待避,地面を60cm掘り起こし新しい土など入れて土壌改良した後,また植物を植え戻すという作業.その甲斐あって今年は他の花色ガーデンに比べ,イエローガーデンの植物たちの成長は目を見張るものがある,やはり土は大事だなぁと実感した,とおっしゃっていた.

ロックガーデンでは「エコサンド」という土を使っているとのこと.ふと見るとネジバナが咲いていた.また,鈴木省三氏が作出して日本にココだけしかないという小輪・赤バラ(もう1箇所挿し木を進呈したらしいが)が咲いていた.

写真:ガーデン光景
  

   

八ヶ岳アルパカ牧場(08/17)
今回滞在中何度か用事でアルパカ牧場へ行ったが,それらの時は時間が無くてアルパカたちと遊べなかった.それで今度こそ遊ぼう!と八ヶ岳アルパカ牧場へ.
台風の後だったこともあり,連休前半のような混み具合ではなく,程良い人出だった.

食いしん坊のユキちゃん(メス群のリーダー)はあまりエサを欲しがらず,茶色のモカちゃんが私達の姿を見て寄ってきた.いつもエサをあげていたので覚えているのかも?こちらはすごい食欲でエサ1袋食べ尽くした.その後,黒いアルパカ・ケンタ君を散歩させたりして,久しぶりにまったりアルパカたちと遊ぶことが出来た.

写真:ユキちゃん,モカちゃん,ケンタ君
   

ミヨシ・ペレニアル・ガーデン(08/18)
今回はガーデンで咲いていた斑入りのユリがオニユリなのかコオニユリなのかを確認するための訪問.オニユリだとムカゴが出来るが,コオニユリはムカゴが出来ない.先日撮った画像ではムカゴが無いように見えた.でも上部にはあるようにも見える.どっちなんだろう?もしこれがコオニユリならレア物だと言うことになる.

写真:斑入りのユリ
 

ガーデン到着,早速斑入りのユリをチェック.確かに下の方にはムカゴが無いが,上の方にはムカゴが見える.
小黒さんの姿を見つけて訊ねてみた.すると下の方のムカゴは「増殖させるために採取しました」とのこと.なるほど~と納得.まだ採っていない上のムカゴだけが残っている状態だった,というなんとも笑える結果に.そしてこの斑入りユリは「オニユリ」という事で一件落着.

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