蓼科高原だより:その38(2005/04/08〜05/04/12)

早春の蓼科
久しぶりに蓼科にやってきました.山々の頂にはまだまだ雪が残っています.我が家の庭にも北側には屋根から落ちたと思われる雪の塊が残っていました.大阪ではサクラが満開でしたが,こちらはサクラはまだまだ先です.ミツバツツジもまだ花芽はかたいようです.秋に植えたパンジーが健気に咲いていました.

留守中冬場の最低気温は玄関先の温度計でマイナス12度でした.例年はマイナス15度くらいまで下がるので,今年は暖冬だったようです.室内の最低気温はマイナス7度でした.ちなみに到着時の気温は17度とずいぶん暖かい陽気です.

とりあえず冬越しをした家の設備を点検,温水暖房機や湯沸かし器など全て問題無く使えてホッと一安心.

写真:玄関先の温度計,ミツバツツジの花芽,健気に咲くパンジー
玄関先の最高最低温度計 ミツバツツジ花芽 サバイバル・パンジー
リスに出会う
お天気が良かったので朝から散歩に出かけたところ,木々の間を素早く動き回るリスに出会いました.近所は建築ラッシュで樹木が減り,リスも滅多に見られなくなったので久しぶりのご対面です.まだ若い個体のようで,その動きの速さはデジカメ泣かせです.すさまじい速さで木に駆け上ったと思えばサッと別の枝に飛び移り,さらにその木を駆け下りて地面をダーッと走り別の木に駆け上り…といった具合です.その時持っていたのは10倍ズーム手ぶれ補正付きのカメラじゃないものだったので,ともあれやみくもにシャッターを切ったところ,かろうじて「リス」と分かる程度には撮れていました.(^^;

写真:散歩中に出会ったリス
リス1 リス2 リス3

竜神池公園を歩いていると,何やら遠くで動くものが視界の隅に入ったので,ジッとよく見ると10頭以上のシカの群れでした.軽々とピョンピョン跳ねるようにして進む様に目を見はりました.そしてこんな所にまで降りてきているんだなぁ〜と驚きました.こちらはさすがに遠すぎてカメラにおさめるのは諦めましたが.

公園の一角では今年もキクザキイチゲの群落が見事でした.昨年はこの時期にザゼンソウもミズバショウも見られたのですが,今年は暖かいせいか,ミズバショウはもう見られず,終わりかけのザゼンソウが見られました.

写真:キクザキイチゲの群落(青花)
キクザキイチゲの群落 キクザキイチゲの群落アップ キクザキイチゲ青花

写真:キクザキイチゲの群落(白花)
キクザキイチゲの群落 キクザキイチゲ白花

写真:ザゼンソウの群落,ザゼンソウ,オオイヌノフグリ
ザゼンソウの群落 ザゼンソウ オオイヌノフグリ

他にもフクジュソウやフキノトウ,スイセンの花芽などに出会いました.

写真:フクジュソウ,フキノトウ,スイセンの花芽
フクジュソウ フキノトウ スイセンの花芽

蓼科ハーバルノートまで足を伸ばすと,そこの庭にはラングワートやスミレが咲いていて,早春の風情でした.看板猫のスギナ君とワサビちゃんが居て,彼らにも今年初のご挨拶をしました.(^o^) いつもは人に触られるのを嫌がるワサビちゃんが,この日は珍しくおとなしくなでられていたのには驚きました.どういう心境の変化なんだろう??(^^;

写真:ラングワート,スミレ,ワサビちゃん
ラングワート スミレ 
早春の庭の様子
我が家の庭の植物たちの様子です.全て蓼科到着日の4/8に撮影したものです.雪の塊も記念撮影しました.(^^; エリカには新芽のような,花芽のようなものがついていました.同時に日野春ハーブガーデンで購入したヘレボラスですが,1株は大阪へ持ち帰り,他の株は蓼科に地植えにしていました.大阪の株はとっくのとうに開花しましたが,蓼科の株は「今年開花する気があるんだろうか?」という感じです.冬場のサバイバルだけで体力を使うから仕方ないかな….

写真:残っていた雪,エリカの花芽?,ヘレボラス
   

地面からほんの少し顔を覗かせている植物たちは,注意して見ないと見逃してしまいます.「地面の上で緑のものは…?」と探した結果,いろいろ見つかりました.(^^) ヒヤシンスは数年植えっぱなしにしているものですが,今年も出てきました.中央部には花芽も見えています.メコノプシスは深い毛に覆われた状態で出ていました.オダマキもそろそろ始動です.カモミールも外側の葉の先端は茶色に変色していますが,中央部からきれいな緑の新芽が出てきています.

写真:ヒヤシンス,メコノプシス,オダマキ,カモミール
   

また,鉢植えにしていたワイルドストロベリーは凍結を免れたようで,元気でした.スイカズラも新芽を出していました.大阪では桜が満開でしたが,蓼科では梅の花芽ですら,まだまだ硬いです.

写真:ワイルドストロベリー,スイカズラの新芽,梅の花芽
  

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