蓼科高原だより:その51(2006/10/13〜06/10/22)

秋の味覚
10/13に蓼科入りして玄関前の温度計を見てみると,最高21度・最低6度を指していました.標高の高いところでは,そろそろ紅葉も始まっています.明日の気温は最高18度・最低6度くらいだろうと予想しています.朝晩は冷えてストーブの要る季節となってきました.なんせ大阪の最低気温が蓼科の最高気温なんですから.

知り合いのお宅へご挨拶に伺ったら,たくさん拾ったからと山栗を分けて頂きました.今年は大豊作だそうです.もう栗は終わってしまったかな?と思っていただけに嬉しかった!これでこの秋も栗ご飯にありつける〜!(^o^) また,これで栗拾いで東奔西走(オーバー?)する必要は無くなったと思うとヤレヤレです.でも…とりあえず散歩の時には栗チェックをせずにはおられないでしょうけど.(^^; 大阪のスーパーで出回っている立派な栗をいつも横目で眺めつつ,「山の栗は小さいけれどもっと味が濃いんだから」と自分に言い聞かせ,ずっと買わずに我慢していました.なんせ栗拾いは秋の山の楽しみですから.

そしてスーパーでは様々なブドウや紅玉リンゴも仕入れてきました.蓼科に来るたびに果物をたくさん買ってしまいます.先月はプルーン三昧でした.紅玉はジャム用です.そのうちジャム作りしようと思っています.そしてリンゴと言えば昨年あたりから出回り始めた「シナノスイート」があったので,1つ買ってみました.こちらは1玉で299円と良い値段が付いています.説明書きには「10月の品種の中ではダントツにおいしいりんごです.甘みが強くまた食味もよく現在最も注目されている品種です.糖度14%〜15%,酸味は少ない」と書かれていました.

リンゴジャム作りの季節到来です.まさに「食欲の秋」.庭をチェックするとキノコがあちこちに出ています.安心して食べられるジコウボウは先に虫に食われていました.(-_-;) また新しく出てきたら収穫しようと思ってます.

写真:頂いた山栗,ブドウ(ナイヤガラという品種),リンゴ(シナノスイートという品種)
  

※後日「シナノスイート」を食べてみました.確かに甘い!味のバランスが良くて「期待の品種」という言葉に頷けます.昨年は「シナノスイート」と黄色玉の「シナノゴールド」が出ていましたが,今年はまだゴールドの方にはお目にかかっていません.もう少し後で出てくるのかな,と楽しみにしています.

※これまた後日,栗をゆでて味見してみました.さすが山栗,味が濃い.ナイヤガラも美味しかったです.

紅葉:横谷観音
標高の高いところでは紅葉も見頃との事で,横谷観音まで行ってみました.あと数日で完全に紅葉か?といった所でしたが,朝日に映える紅葉はなかなか見事で美しかったです.

写真:横谷観音付近の紅葉
 

 

また散策路を歩いているとあちこちにアザミが咲いており,1本だけトリカブトが咲いているのを見かけました.今年トリカブトを見たのは初めてです.また,そこかしこでノコンギクとおぼしき淡い紫色のキク科の花が咲いていました.

写真:アザミ,トリカブト,ノコンギク(?)
  
花パーク・フィオーレ小淵沢
秋の花パークへ行ってみると,予想通りコスモス畑が拡がっていました.快晴のもと,コスモス越しに八ヶ岳が良く見えました.

写真:コスモス
 

チョコレート・コスモスや八重のコスモスもありました.

写真:チョコレート・コスモスと八重のコスモス
   

園内には各種サルビア,ダリア,クレオメ,シュウメイギクなどが咲いていました.フジバカマは残念ながら終わっていて,アサギマダラ(フジバカマが大好き?な蝶)には会えずじまいでした.鮮やかな色のナスタが元気に咲いていた姿を見て,嬉しかったです.

写真:ダリア・コーナーにて
  

写真:クレオメ(ピンク,白)とシュウメイギク
  

写真:サルビア・レウカンサとナスタ
 

そしてビックリしたのがチューリップ.「何で今頃咲いているの?」と不思議に思って周囲を見回すと,サカタのタネのラベルが地面に挿してありました.それによると「クリスマス・チューリップ」.サカタのHPによると,球根を低温処理して11月頃植え付けるとクリスマス頃に開花するよう調整したもので,気温の低い季節に長い期間花を楽しめるようにという目的で開発されたもののようです.ここでは2種類が咲いていました.

写真:チューリップとそのラベル,色違いのチューリップ
 



紅葉:横谷観音パート2
数日経ったので,横谷観音付近の紅葉の進み具合をもう一度見に行ってみました.葉の赤みはさらに増したようです.今朝は次から次へと訪れる人が絶えませんでした.

写真:横谷観音付近の紅葉(10/18撮影)
 

  

八ヶ岳薬用植物園
毎度おなじみ八ヶ岳薬用植物園へ行ってみました.

ニシキギが見事に紅葉していました.

写真:色づいたニシキギ(10/18撮影)
 

サルトリイバラは真っ赤な実をたくさん付けていました.

写真:サルトリイバラの赤い実とそのアップ
 

アケビも実を付け,中にははじけている実もありました.サンザシも見事に赤い実を付けていました.

写真:アケビ;右側ははじけたもの,サンザシの赤い実
  

果樹園コーナーではカリンやマルメロ,セイヨウカリンなどが重たそうな実を付けていました.地面を見ると既にいくつもの実が落下して変色していました.あ〜,もったいない….カリンの果実はツルンとした肌で,マルメロは表面がゴツゴツした感じ,セイヨウカリンはその中間といった所です.

写真:カリン,セイヨウカリン,マルメロそれぞれの実
  

植えられたイヌサフランがあふれんばかりに咲いていました.遠目にピンク色が見えた時にはサフランかな?と思いましたが,近づくとイヌサフランでした.イヌサフランの名札には「【用部】種子,球茎 【用途】鎮痛(痛風)」と記されていました.

写真:イヌサフランとそのアップ,ジギタリス
  

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