蓼科高原だより:その52(2006/11/22〜06/11/24)

本格的な冬間近
今年最後の蓼科滞在です.玄関前の温度計を見ると,留守中の最低気温はマイナス3度まで下がっていました.室内の最低気温は2度でした.鍵を開けて家の中にはいるとヒンヤリしています.暖房器具のスイッチを入れ部屋を見回すとカマドウマの死骸が点在,まずは掃除が一番の仕事です.この季節の恒例行事ですっかり慣れてしまいました.

カラマツもほとんど葉を落とし,周囲はすっかり冬景色です.夏はうっそうと茂っていたのに冬は枯れ野原で,見慣れたはずの景色も遠くまで見渡せて,まるで別の場所のように感じます.白樺の白さが余計に寒々しさを感じさせます.

朝8時半頃散歩に出かけた時に温度計を見たら,ちょうど0度を指していました.雑木林の中は風も無く穏やかなので,寒いというより底冷えしているといった感じです.竜神池の周囲もすっかり冬枯れの景色になっていました.

写真:竜神池


枯れ野の中でウバユリのなれの果てが林立していました.ここのウバユリはすっかり中のタネが落ちていましたが,別の場所にあったものはまだタネの入っている状態でした.

写真:ウバユリ(右端のはタネがぎっしり入っている状態)
  

葉が落ちると野鳥の姿をよく見かけます.あちこちでカケスがギャーギャー鳴いて飛んでいました.また,帰り道ではキセキレイらしき鳥を見かけました.バードウォッチングには最適な季節到来です.

さて,帰宅後庭の周囲を見渡している時にホダギを見てビックリ!巨大なシイタケが出ていました.こんな寒い時期に収穫できるとは思いませんでした.さっそく採って味噌汁の具として食卓に登場です.(^o^) また,シメジ風のキノコも出ていましたが,正体不明なので採取せずです.

写真:シイタケ
  
最低気温マイナス5度
11/24の最低気温はマイナス5度!この秋一番の冷え込みです.10時過ぎに散歩に出かけたのですが,その時もまだ2度でした.樹氷みたいになった草が朝日に輝き,まるで「天然の宝石」です.日陰の道はまだ真っ白でした.日が昇るに連れ,白さも無くなっていく事でしょう.

写真:霜で白くなった道,タンポポ綿毛,タンポポ花
  

写真:降霜
    

八ヶ岳の山頂は雪景色でした.

写真:山頂は雪景色の八ヶ岳


今回で今年の蓼科行きはおしまい.しっかり水抜き作業を行い,快晴の蓼科を後にしたのでした.

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