蓼科高原だより:その74(2010/04/15〜10/04/19)

早春の景色:冬のサバイバル結果(04/15)
蓼科入りして玄関前の温度計を見ると最低気温はマイナス12度だった.この冬もそんなに気温が下がらなかった模様.庭のミツバツツジの花芽はまだかたい.黄花カタクリもまだツボミ.ビオラたちは元気に咲いていたがまだまだ早春の景色.一部プリムラが開花,地植えのヘレボ・フェチダスも開花.

写真:二段咲きプリムラ,ヘレボ・フェチダス
 

青と白のプルモナリアも開花していた.

写真:プルモナリア
 

シクラメンが1つ開花していた.原種のものだが品種は不明.球根が地上に出て斜めになって開花中.(^^;
また昨年咲いていたシプリウム(C. cyprium)と思われる葉がたくさん展開していた.

写真:シクラメン
 

何より嬉しかったのはトロパ・ポリフィラムが発芽していたこと.昨年秋に発芽を確認したイモだったが,埋めたままで越冬してどうなるかと思っていた.耐寒性はあるので安心していたが,この時期に発芽してくれたら夏までに充分育つ期間があるので期待出来る.二箇所に分散させてイモを埋めていたが,どちらでも発芽を確認出来た.

写真:発芽していたポリフィラム
  

青ケシ・コーナーでは既にお目覚めしている株があった.まだ出ていない株はダメになったのか,それとも寝坊助なのか?

写真:青ケシ
 

そして驚いたのはトリカブト仲間.昨年ちっとも成長せず,どうなっているのやらと思っていたが,ちゃんとチビのまま生きていた.チビはチビだが,ほんの少したくましくなったように見える.

写真:トリカブト仲間たち(左端はヤマトリカブト)
  

うっすら雪化粧(04/16)
夜のうちに雪が降ったようで,今朝起きると庭はうっすら雪化粧していた.

写真:雪をかぶったプリムラとヘレボ・フェチダス
 

一面の銀世界(04/17)
昨夜遅く,ゴォォォーっと轟音がしてビックリ.温水暖房機が爆発したのかと思った.音の正体が不明なまま,しばらくしたらまたゴォォォーっという音.外を見て納得した.雪が落ちる音だったのだ.それほど雪が積もっていたのか.原因が分かれば安心.ゴォォォーっという音を気にしつつ眠りに落ちた.

今朝起きて外を見てビックリ.げっ,30cmほど雪が積もっている.庭一面銀世界.「あの〜,4月なんですが…」とツッコミたくなる.
朝の用事をそそくさと済ませ,長靴履いて早速散歩に出かけた.一面の銀世界.4月にこんなのは初めて.

写真:銀世界(ベランダの手すり)


写真:竜神池 ベンチに雪がこんもり
 

写真:八ヶ岳をのぞむ


写真:尖石遺跡 竪穴式住居にも雪,ミズバショウにも雪
 

写真:午後の庭:フェチダス健在


近所の植物たち(04/18〜19)
散歩途中に出会った近所の植物たち.おなじみのフキノトウだが,後で自分の庭にも生えているのを発見,ちょっと嬉しかった.また真っ赤なウグイスカグラも見つけた.食用になる実が6月くらいに成り,地元では「田植えグミ」と呼ばれているそうだ.

写真:フキノトウ(4/19),ウグイスカグラ(4/18)
 

また,毎日見に行っているのにずっとすぼんだままだったキクザキイチゲ.ようやく開いているところを見る事が出来た.白の花色,青の花色があり,それぞれに群落がある.毎年これらの群落が拡がっているように思える.

写真:キクザキイチゲ(4/19)
  

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