蓼科高原だより:その98(2013/04/18〜04/22)

サバイバル(04/18〜19)
4/18に蓼科入り.玄関前の温度計を見ると最低気温が-17度になっていた.いつもは15度なので今年は冷えたようだ.2月までは異様に寒く3月は異様に暖かく,そして4月に入ってからは気温の乱高下が激しい.18日の日中の気温は22度で暑いくらいだった.

到着して水出し作業中にトラブル発生.激しく水漏れしている音がしていたのでいったん止水栓を閉め管理を呼ぶ.管理の手に負えないので業者を呼んで見てもらったらパルプが割れていた.水抜きは手順に従ってちゃんとやったのだがパイプ途中で水が抜けきっていなかった模様.それが凍結して亀裂が入り破損したのが原因.対策方法を聞いてこの秋から試すことに.

冬のトラブル原因は尽きない.GWにいきなり来たらトラブル対応の待ち行列でいつ解決するか分からず困っていただろう.そのためにも様子見(短期滞在)で早めに来ておくのが正解.

庭ではプリムラ類が元気に開花中.特に二段咲きプリムラ(Primula × tommasinii 'You&Me Blue':T&Mの種から)は複数開花していた.
昨年春に地植えにした園芸種のプリムラ類でも開花が始まっていた.ダブルのプリムラではピンクが開花していたが,ホワイトにも花芽が確認出来た.

写真:二段咲きプリムラ,プリムラ・ヴルガリス,
  

写真:スパークブルー,マジカルブルー,
 

写真:ブルーベリーのムース,プリムラ・ダブル
  

写真:ウスベニコザクラ


驚いたのはミツバツツジ.昨年は4/27から開花が始まったのに今年は既に咲き始めている.

写真:ミツバツツジ
 

そしてヘレボも開花が始まっていた.エリックスミシーは大株になり花数も多い.ポリポットのまま越冬した株が気になっていたが,どれもほぼ無事のようでホッとしている.まだ氷点下になる日があるので落ち葉布団でそのままにしている.GW頃に植え替えかな.

写真:エリックスミシー


写真:地植えで開花中のヘレボたち
   

   

  

雪の朝(04/21)
今朝起きて外を見ると辺り一面が真っ白.昨日夕方から雨が降り出したが夜中に雪に変わった模様.

本来なら今日大阪へ戻る予定だったが天気が悪いので明日へと変更して良かった.積雪5cm以上,この雪では車が出せない.もっとも街まで下りたら積雪無しなので山の方だけの問題.朝6時の気温は0度で温度はそれほど低くない.ただ,日中もそんなに気温が上がらない予報だったので雪が溶けてくれるかが気になるところ.

それより昨日庭の各所に置いた植物たちの安否が気になる.ヘレボは強いので平気.ポリポットのままマイナス17度の冬を落ち葉布団だけで越したのだから.だが,中には耐寒性の弱いナスタもあるのでこちらは心配.これも株元に落ち葉布団をかけておいたが少々の雪は何とかなってもその後の凍結が危険.

写真:遠目に無事を確認したナスタ(緑の葉が見えている)


時折ドドドドーッと轟音をあげて屋根に積もった雪が落ちて来る.最初は音にビックリしたが原因が分かれば納得.それにしてもまるで雪崩みたい.

せっかく咲き始めたミツバツツジも雪を被って寒そう.きっと近所で咲き始めている桜たちも時ならぬ雪に驚いていることだろう.

写真:2階から見下ろしたミツバツツジ
 

という訳で近所の桜をチェックしにいった.雪と桜なんて滅多に見られない景色.

写真:雪と桜
  

ちょっと足を伸ばして神田の大糸桜を見てみると,さすが小淵沢方面,全然雪は無い.行き交う車も雪まみれにはなっていない.桜の花ももうほとんど終わりかけていた.相変わらずブルーの防風ネットが残念な光景だが,花の最盛期にはきっと賑わったことだろう.

写真:神田の大糸桜
  

帰りにミヨシペレニアルガーデンに寄ってみると4/13からショップがオープンしたようだった.まだ開いていないかもとダメモトで寄ったのだが,開いているなら…と庭拝見.大株のヘレボたちが見事だった.

写真:ミヨシのヘレボ
 

 

帰宅後再度自宅の庭をチェック.ヘレボたちが雪の中で咲いていた.

写真:雪の中のヘレボたち
  

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