トロパエオルムの古い種をまく実験


手元に青花ナスタとレピドムの古い種が余っていたので,この際だからと古い種がどれほど発芽するかの実験をしてみることにした.種はどれも常温でジップ袋に保存していたもの.2008年産の種は古種ではないが,比較のため数字を並べている.

2008/09/08まきした種
親株 採取年 まいた種数 発芽した種数 発芽率(%)
T.azureum No.17 2002 23 0 0
T.azureum No.17 2003 27 0 0
T.azureum No.17 2004 23 0 0
T.azureum No.39 2006 33 0 0
T.azureum No.52 2007 20 1 5
T.azureum No.86 2008 17 6 35
T.lepidum No.1 2002 36 0 0
T.lepidum No.9 2003 24 0 0
T.lepidum No.9 2004 20 0 0
T.lepidum No.9 2006 18 1 6
T.lepidum No.9 2007 20 9 45
T.lepidum No.9 2008 9 2 22

2008/09/11まきした種
親株 採取年 まいた種数 発芽した種数 発芽率(%)
T.azureum No.52 2007 20 4 20

2008/10/01まきした種

親株 採取年 まいた種数 発芽した種数 発芽率(%)
T.azureum No.16-3 2002 15 0 0
T.azureum No.21 2003 15 0 0
T.azureum No.39 2004 15 0 0
T.azureum No.36-1 2006 15 0 0
T.azureum No.36-1 2007 15 0 0
T.azureum No.90 2008 15 7 47

この結果を見ると2年以上古い種はほぼ発芽率が0%になっている.例外的にレピドムで2年前のものが1つだけ発芽しているが,これはたまたまだったのだろう.
結論として,常温保存ではその年の春に採れたものか,あるいはせいぜい1年前のものだけが有効という事になる.