ナスタの仲間たち(Tropaeolum属)
・Tropaeolum tenuirostre


2008年に初めて種を入手したT.tenuirostre.南北に長い南米チリの中央部(標高1500m付近),ブラキセラスとトリコロールが生息する地で自然に生まれた交雑種.海外サイトの写真では,花はブラキセラスによく似ていて花色は黄色,距はやや長めの感じ.


2008/09 09/08 今年初登場の品種.

種まきしたのはSRGCから入手した種 4個.
うまく発芽してくれたら良いのだけど.
2008/10 10/10 今のところ芽割れする様子もなく動き無し.
2008/11 11/01 先月同様,動き無し.種が古くてダメなのか,それとももっと寒さに当たらないとダメなタイプなのか?
2008/12 12/01 先月同様,動き無し.
2009/01〜11 01/01 先月同様,動き無し.
2009/12 12/10 1本発芽を発見.1年以上かかっての発芽.さっそく植え替え.

写真:発芽した1号
 

12/14 トロパエオルムらしい葉が展開してきた.

写真:1号
2010/01 01/07 南ベランダ在住だが,少し茎が伸びて葉の数が増えた.寒いせいか成長はのんびりペース.

写真:1号


01/28 他のトロパたちが花芽を持ち,既に咲いているものもあるというのに,こちらの成長はずいぶんノンビリ・ペース.まだ支柱も不要な状態.上へ上へと伸びる代わりに脇芽が出てきている.何とも歯がゆい成長具合だが,イモ作りに励んでいるならまだ良しとしよう.この時期でこのチビさ加減では花は期待出来そうにない.

写真:1号
2010/02 02/04 現在の様子.前回よりもまた少し茎が伸びた.相変わらず草丈は低く,まだ支柱は不要.

写真:tenuirostre1号


02/25 現在の様子.急激に葉が増えて茂ってきた.そろそろ支柱を立てた方が良さそう.

写真:tenuirostre1号
2010/03 03/17 現在の様子.気温上昇と共に茎はグングン伸びて支柱をぐるぐる回りつつある.小さな花芽を発見.今シーズンは半ば花を諦めていたが,どうやら見られるかな?それまでにアブラムシ被害に遭わなければ良いのだが.

写真:1号
 

03/23 現在の様子.花芽が成長中.

写真:1号(3/22撮影)
  
2010/04 04/01 現在の様子.一気に葉が茂るとともにさらに花芽が成長し,距が分かるようになってきた.この品種はtricolor × brachyceras との事だが,距はトリコロールっぽくもっと長くなるのだろうか.現在やや赤味を帯びているが,もっと赤くなるのだろうか.そして今咲いているブラキセラス・レプトフィラムでガクから距にかけて背が赤い株があるが,あんな感じになるのだろうか.興味はつきない.

写真:1号
  

04/07 現在の様子.花芽の先が割れて中が見えている.予想通り花弁は黄色のようだ.距は一気に伸びた.

写真:1号
  

04/12 ようやく11日より開花スタート.数日かかって花弁がしっかり開いた事になる.

予想通りトリコロールとよく似ているが,距の長さはトリコロールが2センチほどあるのに対して,tenuirostreは1センチ足らずと短い.小型のトリコロールという感じ.

写真:1号
  

 

04/20 蓼科短期滞在から帰ってきての様子.花は咲き進み,終わった花は花弁がやや赤味を帯びてオレンジ色となり下を向いている.

写真:1号
  

04/22 現在の様子.うつむく花が増えてきた.

写真:1号


04/27 現在の様子.28日から蓼科行きとなり次回確認出来るのは5月半ばなので,それまでどうなっているか興味津々.種は出来るだろうか,イモは出来るだろうか.この株には機械式給水装置をセットしている.前回留守時よりも水量は多く設定.それと前回は1日おきの給水だったが今回は毎日給水に切替.

写真:1号
 
 2010/05 05/17 蓼科滞在から帰ってくると花は終わっていた.種は良い状態で無かったので採種せず,7月に入りイモを掘り上げて終了.

写真:1号(5/17撮影)とそのイモ(7/9撮影)