蓼科高原だより:その115(2015/04/26〜05/10)

ミツバツツジ(04/26〜29)
4月二度目の蓼科入り.不在時の最低気温は3度,最高気温は24度.プリムラはさらに咲き進み,前回ツボミだったミツバツツジが咲き始め,数日後には満開に.

写真:ミツバツツジ(4/26撮影)
  

近所の花たち(04/27)
散歩中に出会った花たち.カタクリは前回ツボミだったが今回はしっかり開花していた.カキドオシの小さな花が咲き,赤のクサボタンは花色が目立っている.

写真:カタクリ,カキドオシ,クサボケ
  

初めて見る場所でフデリンドウが咲いていた.イカリソウも咲き始め,近所の桜は満開.ユキヤナギが咲き始めたと思ったら既にヤマブキまで咲き始めていてビックリ.
シャクナゲも咲き,ヤブレガサはユニークな姿を見せてくれている.

写真:フデリンドウ,イカリソウ,サクラ
  

写真:ヤマブキ,ユキヤナギ,シャクナゲ,ヤブレガサ
   

花パーク・フィオーレ小淵沢(04/27)
天気に誘われ花パークへ.ここはクリスマスローズが数多く地植えにされている.既に満開を過ぎて種鞘がふくれ始めているものも見かけた.チューリップやスイセン,ムスカリなどがきれいに咲いていた.また,ここはサクラの名所でもあり,盛りは過ぎていたがちょうど菜の花とのコラボがきれいだった.

写真:花パークの光景
 

 

  
原村実践農場・鉢花温室(04/30)
原村の実践農場でランチしたついでに鉢花温室を覗いてみた.パンジー,ビオラ類は80円.ラベンダー,ゼラニウム,オステオスペルマム,ナデシコ類などズラリと花苗が並んでいる.母の日のプレゼント用の寄せ植えもあった.さすがにこの時期は学生が育てたもの以外の仕入れ苗が多いようで,それぞれメーカーのラベルが付いていた.その中で寄せ植え見本になっていたピンクのマーガレットみたいな花の花色に惹かれ,ラベルとみると「ローダンセマム」と書いてあったのでスタッフさんに在庫を尋ねると既に売り切れとのこと.ラベルは「ミヨシ」になっていたので今度探してみようと思い,苗を購入して売り場を後にした.

写真:鉢花温室光景
 

 

写真:母の日用の寄せ植え(「ありがとう」の言葉入り),一番右がローダンセマム
  
蓼科湖周辺散策(05/02)
ここのところずっと晴れ続きで気温が高い.散歩は少しでも涼しいところへ,という訳で蓼科湖周辺へ.ちょうど一部の桜が見頃.彫刻公園では青ケシたちが元気にしていた.今年も美しい青ケシが見られると良いなぁ.玉咲きの桜草類が咲きそろって可愛い.

写真:彫刻公園の桜,玉咲き桜草,ネットに覆われたビオラ
  

写真:ネットに覆われた青ケシ
 

近所の聖光寺へも寄って見た.桜はまだかなと思っていたら,このところの高温続き(6〜7月並の暑さ)で既に散り始めていてビックリ.「5月6日 桜まつり」の看板があったのだが,「桜」の上に「葉」を付けた方が良いかも…なんてツッコミを入れてしまった.(^^;

写真:聖光寺の桜
  

  

八ヶ岳薬用植物園〜ミヨシ・ペレニアルガーデン(05/02)
蓼科湖周辺を散策した後,お次は八ヶ岳薬用植物園へ.来園者が少なくて,貸し切りに近い状態.ちょこっと高台になった東屋でのんびり優雅な早めのランチ.その後軽く園内散策.あちこちでフデリンドウに出会えた.アケビが満開で辺りに香りを放っていた.

写真:園内光景・右端はカリンの花
  

写真:フデリンドウ
   

写真:アケビ満開
  

八ヶ岳薬用植物園を後にしてミヨシ・ペレニアルガーデンへ.GWスタートということで駐車場に入れるか心配だったが,ちょうどお昼時だった事もあり楽々駐車.八重桜が見事だった.見本ガーデンは春の花盛り.ヘレボは終盤.早速ローダンセマムの件を尋ねたところ,4月上旬に終わってしまったとのことで残念!(-_-)

たまたま小黒先生がおられてちょこっとご挨拶.何年か前大阪の咲くやこの花館でお会いした事を伝えると,「これはまた遠いところから…」と驚いておられた.
せっかく来たのでナデシコ仲間やバーベナ類など買って帰った.

写真:ミヨシ・ペレニアルガーデン光景
  

  

 
原村自然文化園〜日野春ハーブガーデン(05/03)
晴れ続きでこの日の散歩は原村自然文化園に決定.標高がウチより高い分,春の訪れはやや遅い.湿性花園ではミズバショウが咲いていた.また桜草がポツポツとあちこちに点在していて可愛かった.見慣れぬ白い八重咲き花は何だろう?と写真を撮り,後で調べたら八重咲きイチリンソウと判明.これもポツポツとあちこちに咲いていた.枯れ野原で白花は目立つ.さすがにまだ早春の景色で咲いている花は少ない.

写真:ミズバショウ,桜草,八重咲きイチリンソウ
  

いったん帰宅後,今度は日野春ハーブガーデンへ.2015年カタログによると玉川園芸から独立して今後は日野春ハーブガーデンとして再出発,と書かれていた.きっかけとなったのは2014年の雪害でハウスが倒壊,甚大な被害を受けたこと.補助金交付の条件が25年以上農業を続けること.その他いろいろな事情で玉川園芸と袂を分かつことになったらしい.日本で「ハーブ」と言えば「日野春ハーブガーデン」がまず思い浮かぶくらい,ハーブ栽培では草分け的存在.末永く頑張ってもらいたいものだ.

園内はGWセール全品15%引き.売り場の苗の数も昔に比べれば少なくなっているが,昨年越冬しそこねたローズマリー・アープなど,いくつか買って帰った.

それにしてもローズマリーは以前は「耐寒性有り」の部類だったのに,今のカタログでは「半耐寒性」になっている.唯一このアープという品種のみ「耐寒性」ということで,記述ではマイナス15度まで,とのこと.我が家ではギリギリの線で危ない.春に地植えにすれば根が張って大丈夫かなと期待する一方,まだチビ苗なのでかなり心配.果たしてどうなることやら??

写真:日野春ハーブガーデンにて
 

  
聖光寺の桜まつりは…(05/06)
雨が降ったこともあり,予想どおり「葉桜まつり」になってしまった.当日は天気に恵まれたものの,ほとんど花の散った桜の元ではテンション下がるだろうなぁ….(^^;
朝の散歩で蓼科湖を一周し,その後聖光寺に立ち寄った時の光景.まだ早い時間だったので屋台はどこも準備中,あるいは準備にすらかかっていない状態.そんな中をのんびり散策.境内を歩いていたらあちこちでフデリンドウを発見.

写真:聖光寺の桜まつり光景とフデリンドウ
  
庭の花(05/07)
GWも終わり,周囲は人口が減っていつもの静けさを取り戻した.庭ではミツバツツジが終わり,桜もどんどん散って地面は花びらの絨毯となり,ヤマブキもあっという間に満開を過ぎ,芝桜が満開になってきた.早春の花に代わってハナシノブ,シレネ,レウィシアなどが咲き始めている.

写真:斑入りハナシノブ,シレネ,レウィシア
  

写真:ユーホルビア・ポリクロマ,オンファロデス・カッパドキカ,青(アクアブルー)とピンクのデルフィニウム
  

写真:西洋クモマグサ(種から初開花),黄金葉タイツリソウ,ドワーフコンフリー’ヒットコートブルー’
  

「蓼科高原だより」に戻る