蓼科高原だより:その73(2009/11/12〜09/11/24)

頑張るジギタリス(11/12)
蓼科入りして玄関前の温度計を見ると最低気温はマイナス4度を記録していた.道理で庭のナスタがお浸しになるわけだ.ついでにバジルも,トマチロも,オオブドウホオズキも,落花生も…みな溶けてデロデロ状態になっていた.

モミジが葉を落とし木の周囲が赤い絨毯になっている.そんな赤を背景に白のジギタリスが1株花を付けていた.ジギタリスは耐寒性があるのでどの株も葉は青々として茂っている.それでもまさか晩秋に花を付けるとは思ってもいなかったのでビックリ.

写真:曲がりくねった花茎で開花中のジギタリス
 

ビオラの色変化(11/13)
前回原村実践農場の鉢花温室でビオラをたくさん仕入れ,地植えにしておいた.彼らも寒いのは平気でそれぞれに花を咲かせていたのだが,あれれ?お気に入りだったくすんだオレンジ色の「テラコッタ」が居ない.買った株数は覚えていたのであらためて数を数えてみると,ちゃんと全て揃っている.おかしいな?と首をひねってじっくり見ることに.それで気づいた.テラコッタらしき苗は花の色が変化している…くすんだオレンジ色だったのが薄紫色になっていた.道理で見つからないハズ.

再び原村実践農場の鉢花温室を訪れ,テラコッタを見つけた.店の人に尋ねるとこれは低温に当たると色が薄紫に変化するという事で納得.他にも温度変化で色が変わるものもあるし,また同じ品種でも先祖返りのためか花色にバラつきが出るものがあるそうだ.店ではテラコッタと黒っぽいブラックデライトを寄せ植えにしてディスプレイしていた.地植え株と比較のためテラコッタを1株購入.ついでに今回もまたたくさん買ってしまった.(^^;

ビオラはそれぞれに品種名が付いているが,多くの種類があって覚えるのは大変.店の人は「必死に覚えました」と言っておられた.お疲れ様.(^^;

写真:どれもテラコッタ:左は購入株,中央は地植え株,右は両方の比較
  

写真:今回購入株:ブラックデライト,品種名?,中央のよりやや色が濃い品種
  

写真:タイガーアイ,オレンジYTT
  

写真:プリムローズバイカラー,右側はやや色が濃いタイプ

時ならぬ積雪(11/17)
朝起きたら一面の銀世界.まだ11月だというのに積雪とはビックリ.嬉しがって長靴履いて傘さして散歩に出かけた.さすがに出会う人も無く,シンシンと降り続く雪.木々もすっかり雪化粧,雑木林の中はまるでヨーロッパの森みたいな風景.まっさらな雪の上に足跡つけて,ついでに落書きもしたりして非日常を楽しむことしばし,足裏の冷たさがこたえてきて帰宅.

写真:銀世界
 

 



あ…そういえば発芽したてのトロパはどうなった?と,ふと我に返る.慌てて雪に埋もれたトレーを揺すって安否確認.どうやら無事.あまり触らず雪解けを待つとしよう.

写真:トロパのポット
 

頑張って咲いていたジギタリスはおじぎして地面に花が着いていた.これではお辞儀タリス.(~_~;) 可憐なビオラは頑張って雪の間から顔を覗かせていた.

写真:お辞儀タリス
 

写真:頑張るビオラたち
 

夕方以降,雪は雨に変わった.夕方温度計を見るとこの日の最低気温0度,最高気温1度.何じゃコレ?という記録.(^^;

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