蓼科高原だより:その77(2010/07/16〜10/07/24)

庭の花(07/16〜22)
前回見事に咲いていたジギタリス林は花茎が折れ,下葉が枯れて無残な姿と化していた.梅雨の間にかなりの雨が降ったと思われる.大阪に戻る頃に花芽がふくらみかけていたペンステモンたちはほとんど花が終わり,種が付き始めていた.満開の時期が見られず残念.種を適当にパラパラしておいたらソバの花が咲いていた.

写真:ペンステモンの残り花
 

梅雨明け後はいきなり猛暑で,連日30度もしくは30度超の気温が続いている.今までこんな暑さは経験したことがない.夕立すら無く,夕方水やりしないといけないのは初めて.(-_-;) 大気はすっかり暖まり夜温も22度くらいにまでしか下がらず,朝から涼しくない.日が昇ると一気に気温も上昇する.

太陽は強烈でまるで全てを焼き尽くすような破壊的な日射し.紫外線の強さは半端じゃない.素肌をさらそうものならエライ目に遭いそう.半袖で外に出たら腕が「痛かった(@_@)」ので,慌てて長袖を着たという,笑えない体験がある.きっと植物たちも紫外線対策で花色が鮮やかになっているのだろう.

ポツポツと咲いている地植えナスタも花色が鮮やか.

写真:地植えのナスタたち
  

もう何年も前に地植えにしたツユクサ仲間が初めて開花.名札の文字がすっかりはげて読めないほど昔に植えたもの.おかげで品種が不明.種からスタート,いったい何年越しでの開花なんだろう?(~_~;)

写真:ツユクサ仲間
 

庭の一角ではカワラナデシコの開花が始まった.前回滞在時から咲いているゲラニウム(バレリーナ)もまだ頑張って咲いている.一方,この春南西側へ移植したフサスグリは花が咲いたようで赤い実がなっていた.

写真:カワラナデシコ,ゲラニウム・バレリーナ,フサスグリの実
  

昨年花壇に植えたエキナセアは初めての花を咲かせ始めた.面白い咲き方をするなぁと感心している.

写真:エキナセア
 

日野春ハーブガーデンで苗を入手したカンパニュラ・バーニスとダブルフラワー・カモミールも開花.カンパニュラの方は暑さのせいか株がしんどそう.この夏を越せるかどうか.

写真:カンパニュラ・バーニス,ダブルフラワー・カモミール
 

smithiiたちと他のトロパの様子(07/22)
smithiiたちは元気でまだ花を咲かせている.冬から春にかけては花が咲くと共に種も出来ていたのだが,夏場は咲くだけ咲いておしまい,のパターンがほとんど.そんな中1つだけ種が付いているのを見つけた.

写真:smithii
  

大阪から連れてきて地植えにしたsmithii1,2号はまだ生きている.2号の方がかなり小さくなって夏越しが心配.

写真:smithii1,2号
 

一方,ポリフィラムはすっかり梅雨明け後の暑さにやられて干からびてしまった.かろうじて数本残っているが,とても夏越しは出来そうにない.想定外のこの暑さではいかんともしがたい.

speciosumはまだ頑張っている.下葉は黄変してきているが,上部の葉はまだ青々していて希望が持てる.ただ,花芽が見られない.今の時期に花芽が見られないとなると,やはり今年も開花は難しいだろうか.この暑さにどれだけ耐えられるかが課題.

写真:speciosum全体像,UK1号,UK1号上部葉のアップ,UK2号
   

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