蓼科高原だより:その85(2011/07/10〜07/22)

早い梅雨明け(07/14)
気象庁の発表によると関東・甲信越地方の梅雨入りは5/27頃で平年より12日早く,梅雨明けは7/9頃でこちらも平年より12日早かった.
梅雨が明けると暑い日が続く.蓼科は比較的湿度が低く,カラッとした暑さなので助かる.

7/10に蓼科入り.土日の高速道路1000円制度が無くなり,空いている道路は高速の値打ちがある.ヘタなドライバーにハラハラ・ドキドキ・イライラさせられることもなく,平穏無事に蓼科に到着.

諏訪市・茅野市と街中を走っている時に車載温度計は36〜37度を示していた.猛烈な暑さだったが,玄関前の温度計を見るとまだ29度止まり.昨年は30度に達した日があったが今年はどうなるだろうか.

庭はすっかり様変わりし,コオニユリが咲き始め,ペンステモンは花が終わった株(見られずじまいで悔しい),まだ咲いている株と差があり,ブルーベリーには青い実が成っていた.

写真:コオニユリ,ペンステモン,ブルーベリーの実(7/10撮影)
  

ムラサキツユクサ(07/12〜16)
種から育て庭に地植えし,昨年花後に日当たりの良い場所へ移植したムラサキツユクサ.なんでこんな種を買ったかは不明だが,きっとカタログに載っていた写真の花色が美しかったのだろう.昨年はあまり花が咲かなかった.今年は植えた場所が良かったのか,毎日日替わりで咲いている.花色は淡い紫,濃い紫,そして白の3色.まだ咲いていない株があるのでどんな色が出るか楽しみ.

写真:ムラサキツユクサ
  

 
猛暑続き:最高気温31度記録(07/15〜17)
ここ数日やたら暑い.梅雨明け後は夏でも一番暑い時期と言われるが,まさにそんな感じ.特にここ3日間は最高気温が31度を記録.軽井沢でも同様で31度にまで気温が上がったようだ.おまけに夕立も無しで,まさにカンカン照り続き.紫外線が異様に強く,部屋の中からベランダを眺めているだけでもまぶしい.外に出ようものなら直射日光が肌を刺す.長袖を着るかUVクリームを塗るかしていないと,ヤケドになりそう.

そんな中,コオニユリがだんだん咲き進んでいる.

写真:咲き進むコオニユリ
 

カンパニュラ仲間(07/12〜16)
日野春産のカンパニュラ・ブルーダブルが開花.7/10過ぎにはそこそこ見事だったが,猛暑のせいか数日で花が茶色くなってしまいあっと言う間に終了.この花,名前はブルーダブルだが,あまりブルーではない.淡い紫がかった白,という雰囲気.

写真:カンパニュラ・ブルーダブル
  

原村の実践農場で前回購入したカンパニュラ・イザベルも咲いていたが,こちらも猛暑でダウン気味.

写真:カンパニュラ・イザベル
 

ブーママさんから頂いたカンパニュラ・ルシタニカも可愛い小さな花をたくさん咲かせていたが,茎がやたら伸びて収拾がつかない状態に….(^^;
昨年原村実践農場で購入したカンパニュラ・サムベル(秋に掘り上げ大阪で越冬)もポツポツと咲いている.いずれも猛暑でそろそろおしまいの様子.

写真:カンパニュラ・ルシタニカ,カンパニュラ・サムベル
 
八ヶ岳薬用植物園(07/18)
三連休中なのでどこも賑やか,静けさを求めて八ヶ岳薬用植物園へ.ここは相変わらず静かでノンビリ出来る.

数本あるスモークツリーが満開で本当に煙を吐いているようだった.これは見事.

写真:スモークツリー
 

 

キキョウはたくさん咲いて,ヤブカンゾウもポツポツと咲いていた.

写真:キキョウ
 

写真:ヤブカンゾウ
 

何と言ってもブルーのデルフィニウムは目を引く.黄色のノコギリソウも負けずに目を引いていた.トウキ(当帰)はいかにもセリ科というレース状の美しい花を咲かせていた.

写真:デルフィニウム,ニゲラ,ベルガモット
  

写真:ノコギリソウ,トウキ,ブラックマロウ
  

そろそろ実もなりはじめている.フサスグリの実は澄んだ赤が美しい.日当たりが良いのでウチの庭の実の数とは比べものにならないほどたくさん付いている.アケビの実もブラ〜ンと下がっていた.

写真:フサスグリ,アケビ
 

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