蓼科高原だより:その93(2012/07/05〜07/)

庭の花たち(07/05)
雨の合間を縫うようにして蓼科入り.昼過ぎの気温は20度,天気曇り.庭はペンステモン(Penstemon lyallii)が巨大になって開花中.いつもタイミング悪くて良い時期にこの花を見られなかったのだが,今年はこれだけたくさんの白い花が見られて満足.二箇所に植えてあるのだがどちらも草丈は1mを越え,一箇所では1m50cmほどあるのでは,という状態.こんなにでかくなるとは思わなかったので,後ろに別の花が隠れてしまった.

写真:Penstemon lyallii
 

白のペンステモンは背が高いが,背の低い真っ赤なダイアンサス(スープラクリムゾン;おぎはら植物園で購入)も満開で目を引いている.ダイアンサス仲間ということで,クローブ・ピンクも倒れながら開花中.赤色つながりでマンテマ(ブーママさんからの苗)も先月に引き続き開花中.

写真:ダイアンサス・スープラクリムゾン,クローブ・ピンク,マンテマ
  

ダブルのカンパニュラもいくつか咲いていた.サムベルは先月に引き続き開花中.

写真:カンパニュラ類(ダブル咲きとサムベル)
 

植え付けて数年経過で初開花したのはウツギ・ドイチェ・ロゼア.日野春ハーブガーデンで購入したもの.スカビオサ・パーフェクタはダイアンサス・スープラクリムゾンと同時におぎはら植物園で購入.

写真:ウツギ・ドイチェ・ロゼア,スカビオサ・パーフェクタ
 

庭のトロパエオルムたち(07/05)
セシリフォリウムは1号のみ開花中.他は花が終わって地上部は枯れてしまった.ペンタフィラムもほとんど花は終わり茎の一部が枯れてきた.tuberosumは鉢を並べて置いていたらいつの間にか茎が絡まり合って茂っている.これをほどくのは大変そう.

写真:セシリフォリウム1号,ペンタフィラム,tuberosum
  

3株並べたfintelmanniiはどれも元気だが花の気配無し.別の場所に植えた1株で花が見られた.

写真:fintelmannii
  

先月発芽を確認したspeciosumは少しずつ成長し,支柱を伝い上ってきた.今年はどこまで成長出来るだろうか.

写真:speciosum


T&Mの新品種T.majusの「オレンジ・トロイカ」「ジャスト・ピーチィ」は先月からポツポツと咲いている.同様に「ブラック・ベルベット」も開花中.

写真:オレンジ・トロイカ,ジャスト・ピーチィ,ブラック・ベルベット
  
原村自然文化園(07/10)
梅雨の晴れ間を縫って原村自然文化園を散策することに.昨年11月には一面の枯れ野原だったところがうっそうとした緑に覆われ,生命力の強さを感じる.
園内ではノアザミがあちこちで開花中.同じくピンクのシモツケも咲き始めていた.池の周囲ではニッコウキスゲが咲いている.

写真:ノアザミ
  

写真:ニッコウキスゲ
  

またヤマオダマキやムラサキツユクサも咲いており,オカトラノオは開花したての状態だった.これからシッポみたいな花がたくさん咲きそうで楽しみ.

写真:ヤマオダマキ,オカトラノオ
  
八ヶ岳薬用植物園(07/13)
毎日雨が降り湿気たっぷりの空気,そしてどんよりした曇り空だったが降水確率が比較的低かったので八ヶ岳薬用植物園へ.ハーブの季節でハーブ・コーナーはあれこれ咲いている.特にオレガノとエキナセアはチョウに人気で,クジャクチョウをはじめヒョウモンチョウなどが次々と訪れて蜜を吸っていた.

写真:千客万来・オレガノに集うチョウ
  

写真:エキナセア
  

温室前では大株ラベンダーとチコリが開花中.温室内の月桃がでかくなっていてビックリ.

写真:ラベンダー,チコリ
  

写真:温室内の月桃


ブラックマロウをはじめとしたマロウ類も満開.

写真:ブラックマロウ
 

写真:マロウ仲間たち
  

スモークツリーがフワフワ花をつけ,オタネニンジン・コーナーの前ではトリアシショウマが開花中.オタネニンジンの屋根付き栽培地(簡易版)が1つ増設されていた.屋根の中を覗くと花は既に終わり実が赤くなりかけていた.

写真:スモークツリー,トリアシショウマ
 

写真:オタネニンジン・コーナー
  

果樹コーナーではフサスグリの赤い実がたわわになっており,ウグイスカグラの赤い実,クロミノウグイスカグラの青っぽい実が1つずつかろうじて残っていた.


写真:フサスグリ,ウグイスカグラ,クロミノウグイスカグラ
  

梅雨は何と言ってもアジサイの季節.アジサイ,カシワバアジサイが満開.キンシバイもたくさん咲いていた.

写真:アジサイ,カシワバアジサイ,キンシバイ
  

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