蓼科高原だより:その5(2000/11/11〜11/23)


さすがに11月ともなるとキノコは見かけなくなりました.最低気温3度,最高気温14度ほどの日々が数日続きましたが,雨が降ると肌寒く,最高気温も7〜8度止まりです.

カラマツの葉が黄色く色づき,ハラハラと落ちて来ます.「落葉松」と言われるゆえんです.既に枝には2〜3割の葉しか残っていません.降り積もった落ち葉で,まるで地面は茶色い絨毯が敷かれたようです.真っ赤に色づいていたモミジもほとんど葉を落として,地面が赤く染まっています.冬景色へまっしぐら…の晩秋です.

下記の写真は11/12撮影.この時にはまだモミジの葉が残っていました.
晩秋のガーデン

庭に青花ナスタの種まきしたものを置いておいたのですが,今回来たときに見たら新たに3本の青花ナスタが発芽していました.慌てて黒ポットに鉢上げし,今は日当たりの良い室内で管理しています.詳しくはナスタのページをご覧下さい.

また,地植えにしていたナスタも寒さにめげずに頑張っていました.そろそろ鉢上げしないといけません.(2000/11/16記)

3日続きの雨がやみ,ようやく日が射して晩秋というよりは初冬らしさの漂う1日となりました.ドライブしている時にふと見ると八ヶ岳連峰がうっすら白くなっています.初冠雪はもっと前だったとの事ですが,これだけ雪化粧した八ヶ岳を見たのは今回の滞在では初めてです.明日の最低気温予想が諏訪で1度,となると蓼科高原ではそれより3〜4度低いはずなので,夕食が終わってから慌てて外に置いてあったナスタを取り入れました.まだ鉢上げ出来ていない地植えのものは,とりあえずベタがけシートをかけておきました.後は無事を祈るのみ….(2000/11/18)

雪化粧の八ヶ岳連峰

19日の朝はやはり冷え込みました.表の最低気温はマイナス2度を示しており,濡れた地面のあちこちで霜柱が見られました.暖地に住んでいると霜柱なんて見る事はまず出来ないので,面白がって写真におさめました.(^^; 地植えナスタはベタがけシート(不織布の数枚重ね)のおかげで無事でした.サッサと黒ポットに植え替えて室内に取り込んだのは言うまでもありません.またこの日,サンデッキの隅っこに置いた水を飲みにヤマガラがやってきた所を運良くとらえる事が出来ました.(2000/11/19)

写真左から:霜柱,ヤマガラ
霜柱 ヤマガラ

雑木林の中では結構小鳥たちがいるようで,さえずりがにぎやかです.そこでひまわりの種をアカマツの切り株で作ったベンチに置いてみました.するとシジュウカラたちの一群がやってきて,さっそくつついています.よく観察していると,シジュウカラ,ゴジュウカラ,ヤマガラ,コガラが居ます.いくつかの集団があるようで,一団が去ると別の一団がやってきてエサを食べる,という感じです.ゴジュウカラを見ているとアカマツに下向き(地面の方を向いて)とまり,縦に何度か首を振っています.何をしているんだろう?とよく見ると,どうやらひまわりの種の殻を割っている所でした.どの小鳥もいったんひまわりの種を口にくわえて,どこか安全な所へ飛んでいってから食べているようです.下の写真は,姿をとらえる事が出来た小鳥たちです.(2000/11/22)

写真左から:シジュウカラ,ゴジュウカラ,コガラ,メジロ
シジュウカラ ゴジュウカラ コガラ メジロ

「過去の蓼科高原だより」に戻る 「蓼科高原だより」に戻る  TOPに戻る